ボルドー騎士団/DECRET
COMMANDERIE DU BONTEMPS
MEDOC ET GRAVES-SAUTERNES ET BARSAC
Paris a Pauillac en Medoc le 15 Janvier 2006
田村佐起三コレクション飲み比べ会
中島丈晶(日本&伊太利亜)ソムリエが解説
「シャトー・ヴィユー・リヴァロン1964赤」
50年の時を味わいましょう!
1964年(昭和39年)甲辰にボルドー地区
サンテミリオン ブッケイ家が
三世紀に渡り家族経営で受け継いできたワイナリーで醸造されました。
サンテミリオンの西側、
丘の斜面の麓に位置する大変恵まれたテロワールにあります。
アペラシオンはサンテミリオングランクリュです。
シャトー・ヴィユー・リヴァロンは2014年(平成26年)で満50歳を迎えます。
よって今回はワインに因んで
満50歳の方の申し込みを優先したいと思います。
○キュヴェ・トラデイッション・ボルドー2010赤
○シャトー・ノーダン・キュヴェ・マリリン2010赤
○コマンドゥリィ・ドウ・グラン・ムーラン・ボルドー2011赤
○シャトー・ピュイ・ドウ・ギランド2012赤
○シャトー・キャップヴィル・ブライ・コート・ド・ボルドー2012赤
ご自慢のワインやお酒をお持ち寄り下さい!
☆☆☆★☆☆☆
開催日時
2014年5月21日(水曜日)18:30~
シャトー・ヴィユー・リヴァロン1964赤を集まった36名で楽しみました。
50年の月日を経たワインは「おいしさ」よりも「50年の時間」を楽しむもの。つまりひょっとするとおいしさは失われてしまっているかもしれない。と話す田村佐起三氏。
せっかく集まった皆様が落胆しないようにという配慮で急遽古酒5品も追加されました。50年と10年の時間の差を楽しむ趣向となりました。
先ずは50年物の赤、長い時を封じ込めていたコルクを開放するところから始まります。
ソムリエ中島丈晶と田村佐起三氏がそれぞれコルクに挑みます。慎重に慎重にコルクをまわすも、やわらかく変質しているため崩れながら少しずつ開放されて行きます。
5分ほど経過したところで1本のコルクが抜けました。と同時に周囲にすぐにワインのものとわかる、強い香りが解き放たれます。とても心地よい香りで、期待は一気に高まります。
一口目、田村佐起三氏がテイスティングをする様子を一同で静かに見守ると、しばらくの時をおいて、ニコッと笑顔が生まれました。
ボルドーナイト 田村佐起三氏 コメント
開栓に苦労、年代モノは何時もながらそろりそろりとゆっくりと丁寧に抜栓する。
空気に触れているコルク部分とワインを吸っている部分の硬弱
その境目で折れて、割れるので慎重に慎重を期します。
開栓時の芳香は、周りを引き付け大いなる期待を与えました。
デカンテイング時間をかけて50年モノへ、そして留飲????
しかし時間経過とともにその神々しい味覚の創出へ
50年間の酸素との遮断の解放とともにマイルドで重々しくコクが溢れ風香立上り・・・・
しまった、もっと放置しておけば良かったと思いながら・・・・・・・
今回は、カラバスブラン、1964年、2001、2002,2003,2004,2005垂直5本+1本総てボルドー
かなりのウエイトで美味しく最後までみなさんお楽しみ戴けたと思います。
今回は本当に「神の雫」を体感しました。